押忍、さかきばらです。
前日の堺地区審査会に続き、この日は生野小学校にて合同審査会が行われました。
気持ちいい秋晴れの中、受審者は審査に臨みました。
白帯の受審者たちにとっては、緊張の初審査です。
今回は普段の練習以上の力を発揮している人、また反対に普段の練習での力を発揮できていない人がそれぞれ複数名見受けられました。原因は審査独特の雰囲気から来る緊張もあるでしょうが、私が考えるに「普段の稽古への取り組み方」、そして「審査会本番への向き合い方」にあるように思えてなりません。毎回の稽古を大切に積み重ねていきましょう。
さて、今回は土屋洸貴1級が昇段審査に臨みました。日々の研鑽の成果を発揮して、安定感のある移動と型を見せてくれました。そして最後の難関、十人組手。
一人目…
二人目…
三人目…
四人目…
五人目…(私です)
六人目…
七人目…
八人目…
九人目…
最後の十人目…
最後の最後まで前に出続けます…
見事に完遂!
万雷の拍手の中、館長に黒帯を締めていただきます。表情が全てを物語っている様です…
武道の世界では「黒帯を取得して、やっとスタートラインに立てる」といった意味の言葉をよく耳にします。武道はそれほど奥が深いものであり、黒帯取得までの日々の努力によってようやく武道を追究していく下地が作られるのでしょう。また黒帯を取得する稽古の過程において、いくつもの壁を乗り越える事で初めて、厳しさの裏側にある「空手の楽しみ方」が身を持って理解できるという意味合いもあるように感じます。ですから、「一段」ではなく「初段」と称するのでしょう。
杞憂でしょうが、土屋洸貴初段にはここで慢心せずに文武両道、後に続く後輩達に大きな背中を見せて引っ張っていってくれる事を期待しています。
昇段おめでとう!
みんな、よくがんばりました!