土曜日の片江道場の稽古は少年部も一般部も一緒の合同部なので、幼児から大人までが一緒に稽古をしています。
小さな道場生が頑張っている姿は微笑ましいものがあり、指導しているこちらも癒されますが、可愛いからといって甘やかす訳にもいかず、そこは感情を押し殺し、時に厳しく指導しています。
私も幼児の時から空手を習っていましたが、当時の空手道場には竹刀があって、ふざけていたりすると、鉄拳だけではなく、時には竹刀が飛んでくることもありました。
空手道場だけではなく、私の学生時代は学校の教師も体罰が当たり前の時代でしたので、冬に道場の表で正座させられることもあり、それが当たり前と思っていた私は、自分の道場を出した頃は、表で正座させたり、竹刀で叩くことはありませんでしたが、殴ることもありました。
悠心会館を設立した当初もまだ殴ることはあったので、その当時を知っている道場生も少しはいるでしょう。
その頃の私は、学校の教師に殴られたことに納得していない相手もいましたし、学校は簡単に辞めたり、転校したり出来ないので、学校の教師の体罰については考えるとこもありましたが、空手の先生に叩かれたり、正座させられたことを恨んだことはないし、道場は学校よりは簡単に辞めることも出来るので、空手道場での体罰は容認していました。
しかし、今は考えも変わり、私が道場生達から尊敬され、畏敬の念を抱かれるようになり、どんな小さな子供にも、言葉でしっかり理解させることが出来れば、体罰など必要無くなるでしょうから、そんな存在には程遠い私ですが、いつかそんな人間になりたいと考えております。
遠い道のりになりそうですが…