押忍、さかきばらです。
気持ち良い秋晴れの中、審査会が行われました。
コロナ禍の影響もあり、消毒・マスクの着用・検温等の対策をしながらの開催でしたが、受審者は空手が出来る喜びを技と気合いで表現してくれていました。
組手の審査では、白熱した勝負が繰り広げられました。
川上峻矢3級の三人連続組手
審査の結果、全員無事に昇級しました!
結果に満足している人も、満足していない人も近日中に新しい帯が渡されます。
審査を終えてほっと一息するのは構いませんが、気になる箇所を復習することで弱点を補完し技術が定着します。
自信を持って新しい帯を巻きたいものです。
今回の審査会では、佐々木悠大1級が昇段審査に挑戦しました。
基本・移動・型もきっちり仕上げて来ています!
そして…最後の難関、十人組手!
見事、完遂!
自然と湧き上がる拍手の中、館長に黒帯を巻いて頂きます。
悠大君は、小学1年生で入門してから今年で9年目になります。
お母さんに連れられて稽古に来ていたのが、いつのまにか一人でリュックサックを背負って来るようになり、今では私の足が着かない自転車で颯爽とやってきます。
彼の空手に対する姿勢を一言で表すと「真面目」という言葉が当てはまります。
集中力不足や型の順番を忘れた等で注意した記憶もありませんし、なにより基礎を疎かにせず丁寧に取り組む姿勢は白帯の頃から変わりません。また、毎週道場に通う習慣は、試合で結果が出ない日々が続いても変わりません。その努力が身を結び、極真の大会での優勝を始め試合でも結果が出る様になってきました。
「継続は力なり」と言う言葉は誰でも知っているでしょうが、実際には簡単な事でも継続することが容易ではないと身に沁みて感じます。彼も一緒に入門した仲間や先輩達が挫折していくなかで、不断の努力を重ね今日に至りました。
彼の空手に対する姿勢は、後輩達に自信を持って薦められるお手本と言えるでしょう。
この日も堺地区から後輩達が応援に駆けつけ声援を送ってくれていました。やはり彼の空手に対する真面目な姿勢があるからこそ応援してもらえているのだと感じると同時に、後輩達に力強い無言の(しかし私がどんな言葉を並べるよりも説得力のある)メッセージを与えてくれた事に感謝しました。
ただ強いだけ、では周りに良い影響を与えることはできません。周りに応援してもらえる人間を目指したいものです。
彼には杞憂でしょうが、黒帯になっても慢心せず変わらない自分の歩幅で空手の道を歩んでもらいたいものです。
昇段おめでとう!
みんな、よく頑張りました!