
クリスマスの寺田町道場の一般部の参加者は、そうた君1人だけでした。
参加者1人のそうた君をみて、ふと彼と同じ中学1年生だった時のことを思い出しました。
それは、もう40年以上前の話ですが、私は設立以来ずっと部員0人の落語研究部に、同級生に誘われて入部した時の話しです。
その同級生は元々テニス部のエースでしたが、入部数ヶ月でテニスに飽きて、私を誘い落語研究部に新しく入部したのに、今度は1ヶ月もしないうちに落語に飽きたらしく、テニス部に戻ると言って落語研究部を辞めました。
後に残された私は顧問とのマンツーマンの落語指導に耐えきれず、その1週間に彼の後を追うように辞めてしまいました。
それ以来、落語研究部への入部希望者はなく、跡形もなく部は廃止されました。
辞めた後も担任に、「顧問の先生が悲しんでるから、大野だけでも落語研究部に戻ってくれないか」と1ヶ月くらい説得されたのも、苦い思い出です。
あの時に落語を続けていたら、第二の明石家さんまになれたかもしれませんね。

