稽古が終わってクタクタに疲れていても、飴を選んでいる時は元気が出る子供達が可愛くもあり、愛おしく感じます。
「アメとムチ」という言葉がありますが、その語源はドイツ帝国の「鉄血宰相」ビスマルクによる政策を評価した言葉が定着したものである。
1880年代にビスマルクは、社会主義の温床が貧困にあるとして、疾病保険法・災害保険法・老齢疾患保険法に基づく世界最初の社会保険制度を創設し社会改良を行うことで階級融和を図った。
しかし、社会主義者鎮圧法と同時に実施されたため、飴と鞭の政策といわれた。これらの政策は、現在の世界の社会保険制度のさきがけとなった。
ビスマルクを批判する立場からこの言葉を使ったのはフランツ・メーリングで、彼は社会主義者である。また、アメには利益、ムチには暴力・強制といった意味がこめられている。
以前は道場での指導に体罰もあったので、正に「アメとムチ」で、今はムチの「暴力」は無くなり「強制」だけになりましたが、理想はやはり「強制」ではなく、道場生が自ら厳しい稽古に取り組むのが理想です。
ちなみに私が体罰を辞めた要因の一つに、高校時代の恩師である小田正道先生の著作「親と子のこころのバレー塾」の中で、私の高校生時代は体罰の権化みたいだった氏が、自称「全国どつかない運動会長」と名乗っていること知ったからでもあります。
小田先生は日体大出身の体育教師で、私の高校にはもう1人日体大出身の体育教師がいましたが、その先生も小田先生に負けないくらい体罰が激しかったです。
日体大は体罰の温床になっていて、全国の中高学校に体罰を広めているのかもしれませんね。
全国の運動部の指導者の体罰(暴力・暴行事件?)が日本のスポーツの発展の障害になっていたと思いますので、今では体罰も減っているのでしょうが、まだ運動部の顧問には体罰をしている指導者もいるでしょうから、是非とも辞めてもらいたいものです。
私の体罰が原因で道場を辞めたり、空手が嫌いになった道場生には心から謝罪し、また反省しています。
楽しく空手の稽古をして、強くなれるのが理想なので、そんな指導を心がけたいものです。